そもそも、インフラエンジニアとはどういう仕事をしているのでしょう?まずはインフラエンジニアの仕事内容と役割、インフラエンジニアの歴史、この先のキャリアパスなど、基本のアウトラインから紹介していきます。インターネットやネットワーク技術がまだ普及していなくて、コンピュータがようやくオフィスに数台導入された時代から、今日のユビキタス社会まで、まだたったの20数年。四半世紀も経っていないのです。当時は1台のパソコンを数人で共有するのが当たり前でした。今すでにインフラエンジニアとして働いている方も、参考までにおさらいしてみてください。意外と、「え、そうだったの?」と思うようなことがあるかもしれません。
今や情報化社会のライフラインともいえるネットワーク環境を実現する基盤となるインフラの、設計・構築から運用・トラブル解消に至るまでを支えるのが、インフラエンジニアの仕事です。従ってクライアントからのヒアリングに始まり、設計書の作成、そしてその設計書に従った機器の調達やセキュリティ対策、また性能の監視と安定的なサービスの提供に必要な処理性能の確保やトラブルの対処法など、様々なスキルや知識が求められます。詳しくはこちら
コンピュータが業務に活用されるようになった1990年代には、ワークステーションにいくつかの端末を繋いだ形で使用されていたものが、ワークステーションの数が増えるとそれらを繋ぐ必要が生じ、また端末利用者の便利なように様々な環境整備が求められるようになりました。そこで企業内にシステム管理部門が生まれ、システムエンジニアが活躍するようになったのです。2000年代にはインターネットが普及して、システムエンジニアの役割にも変化が生じています。詳しくはこちら
インフラエンジニアの業務は、最初のサービス構築やアップグレードなど分かりやすい実績を評価される機会がある一方で、安定的サービスの運用など減点評価を受けるような場面もあります。また機器の調達など、他のITエンジニアとは異なるスキルを求められる部分もあります。キャリアパスを考える際には、どのようなシステムがどのような企業に導入され、それに関わるインフラエンジニアがどのような実務経験を積むことができるのかといった、業界や企業研究が欠かせません。詳しくはこちら
インフラエンジニアの適性を挙げるならば、「探究心が強い」「根性がある」という二点に集約されるでしょう。ともすれば目立たず、要求ばかりが高くて評価されにくいインフラエンジニアですが、その分業務内容に直接・間接に関わる知識やスキルは多岐に渡ります。スムーズな運用が当たり前とされるため、障害発生を未然に防ぎ、発生した場合には迅速な対応が求められます。また新しいインフラの構築には、数ある選択肢の中から最適な設計を選ぶ必要があります。詳しくはこちら